デーモンとスーパーデーモン(daemon)

(1)デーモン(daemon)
メモリに常駐して、バックグラウンドで稼動し続けるプログラムのこと。
スタンドアローン方式。

RedHatでは、ntsysvコマンドで、GUIベースで設定可能。

サービスの起動スクリプトの格納場所
 #/etc/rc.d/init.d/*



(2)スーパーデーモン(super daemon →inetd、xinetd)
ポートの監視を行い、クライアントからそのサービス要求が発生すると、
その時点で該当するサーバープログラムを起動させる方法。

常にメモリに常駐していないため、必要な時だけメモリに常駐し、
処理が終わればメモリーを解放する。リソースの消費が少ない。

スクリプトの内容が「disable=no」になっているサービスについては、
inetdの起動がかかった時点でサービスが開始される。
スーパーデーモンの設定は、スーパーデーモンを「有効、無効にするだけ」
のデーモンである。

xinetdはinetdにTcp Wrapperのようなアクセス制御を追加したもの。
xinetdの設定ファイルにIPアドレス制限やサービス提供の時間帯を記述できる。
またinetdと違い、設定ファイルは1つではなく/etc/xinetd.confに
全体の定義を記述し個々の設定は/etc/xinetd.d以下に置かれていて、
これを/etc/xinetd.confからインクルードする形をとっている。