net-snmpのインストール④ snmpd.confの設定

☆net-snmpの設定・編集

rpmでインストールした場合は、

#/etc/snmp/snmpd.conf


tar.gzでインストールした場合は

#/usr/local/share/snmp/snmpd.conf


が設定ファイルになります。
EXAMPLE.confをコピーして使用してください。


インストールしたフォルダのTOPにあるはずですが、
もしわからないようでしたら、findや
updatedb+locateコマンドを使用すると良いと思います。
ただし、updatedbを使用する際には気をつけましょう!



さて、いよいよ設定ファイルの編集でございます。


ポイントの部分を抜粋します。
(※自サーバで自サーバの内容を取得する場合に必要な設定です。)

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# sec.name source community
com2sec local localhost private
com2sec mynetwork 192.168.1.0/24 public

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まずは、コミュニティ名、snmpdにアクセスできる
ネットワーク範囲の設定です。

SNMPでは、コミュニティ名がパスワードみたいな形で使われます。
情報を取得する際、同じコミュニティ名を使用しないと取得できません。

このため、priveteやpublicなどは使用しない方がよいです。
あと、設定ファイルは読み取りができないように600がよいです。

sourceでは、指定したコミュニティに対する
アクセス許可範囲を指定しています。

localhost内での実験なので、とりあえずprivateと指定してます。
今回はpublicは特に必要ないですが入れてます(爆)

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# sec.model sec.name
group MyRWGroup v1 local
group MyRWGroup v2c local
group MyRWGroup usm local
group MyROGroup v1 mynetwork
group MyROGroup v2c mynetwork
group MyROGroup usm mynetwork

                                                                                                                                                        • -

次に、SNMP各バージョンごとにに対する読み書きの権限を与える
セキュリティグループの設定です。

読み書き可能な権限「MyRWGroup」と読み取り可能な権限「MyROGroup」
に分けられます。
読み取り可能であればいいので「MyROGroup」のみで問題ありません。
そのまま残してありますが…。

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# incl/excl subtree mask
view all included .1 80

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次に、SNMPが持っている情報のどの部分を公開するかを設定します。
「.1」というのは、「MIB情報を全て公開する」ということです。

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# context sec.model sec.level match read write notif
access MyROGroup "" any noauth exact all none none
access MyRWGroup "" any noauth exact all all none

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次に、どのような操作を許可するかを設定する。
これはおまじないのように、そのままである…(オイオイ。)

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syslocation Myhome Linux Server.
syscontact grin

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次にシステム情報を設定する。
これは、MIBに反映されるが、特に変更しなくても問題はない(ようだ)。


これ以外にも色々と設定できるみたいですが、
現段階では必要ないので、設定ファイルの編集はこれで終了です。


忘れずに保存して抜けましょう。